こんにちは。

アルバイトスタッフの茂木です。
前回のブログからだいぶ空いてしまいました。
ご無沙汰しております。

お盆を過ぎたら少しは涼しくなるかと期待したのですが、
台風が恨めしいですね。湿気が!

そんな話はおいておいて。

お盆の間、みなさま、どこかにおでかけになりました?
トワルドジュイとは全く関係なくて恐縮なのですが、
当店の最寄り駅、根津駅の向こう側にある弥生美術館と
竹久夢二美術館がとても素敵な展示をしているので、
紹介させてください。

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本当に小さな美術館なのですが、大正から昭和にかけての人気だった
高畠華宵を記念する弥生美術館と、竹久夢二を紹介する竹久夢二美術館。
去年は漫画家の一条ゆかりさんの特集をして非常に話題になったのですが、
今年はアンティーク着物万華鏡として
あの時期にしか存在しない、思い切った着こなしやテキスタイルデザイン
を紹介していて、とっても素敵です。

そして、恐らくこの展示は初めてではないかと勝手に思っているのは
同時開催される「長襦袢の魅力~着物の下の遊び心、女心」
という展示です。

このお店で働くようになってから、トワルドジュイのことを調べる
うちに、インドの布が日本にたどり着いてどう発展したか、という
ような本を見ることが多くなりました。
そんな本で振袖の女性を描いた浮世絵などを見ると、襦袢がとっても
凝った柄で、ただの下着ではなく、重ねて色や柄を楽しんでいた事が
よく伝わってきます。

思い返せば、私の成人式の時に、着道楽を自称していた祖母が用意して
くれた襦袢は、萌黄と薄桃色の大きな市松模様の襦袢で、
「今の人はこんな組み合わせあんまりしないからね、自慢していいよ」
と本人が一番自慢げに語っていたのを覚えています。
襦袢を何枚も持っていることは、着道楽の最後の楽しみだそうで。
こんな風に布を組み合わせることを楽しんでいたのかと、思わされる
本当にすてきな展示です。

9月の終わりまで開催しているそうなので、暑さが落ち着いたら、
当店へいらっしゃるのと併せて、ぜひ足をお運びください。



生美術館・竹久夢二美術館ウェブサイト http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

イベント紹介ページ  http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html